タイ、チェンマイへの旅

第4日目　11月24日

チェンライ・ゴールデントライアングルツアー

朝からツアーバスに乗り、チェンマイから更に北上してタイ北部の第2の都市チェンライへ向かう。チェンマイよりもさらにのどかな風景が続く。見学したお寺には中学生くらいの子供の僧侶が数人いる。仏塔を撮影しているとこちらをニコニコして見てくるので、近寄って話し掛けた。言葉は通じなかったけれど、パズルをしていた。

お寺を後にし、「ゴールデントライアングル」へ。メコン川沿いのレストランでランチを取り、ボートに乗る。この地域はタイ、ミャンマー、ラオスが国境を接していて、かつてはアヘン貿易の拠点だったという。今でも麻薬の取引の問題はあるらしく、いつもは歩いて渡ることができるというミャンマーへの国境が閉ざされていたりと何かと問題がある場所らしい。でもそんなことに関係なく川沿いの風景や青い空が気持ちいいところ。

ライフジャケットを身に付け、人が一人ずつ並ぶくらいのスペースしかない細長いボートに乗り込む。水の色はまさに赤茶色。川沿いには水上生活者の家あり、ミャンマーの豪華なカジノあり、なだらかな山の稜線も見えと変化に富んでいる。ボートはその中のひとつの中継地点にとまった。ここはラオス領だそうだ。入国税を支払い、ラオスの地に足を踏み入れる。川沿いにはラオスの旗が立っていて、みやげ物店があるほかは民家になっている。軒先には洗濯物が干してあったり、鶏がその辺をは歩いていたり、ウサギがマンゴをつまんでいたりとのどかな生活が広がっていた。

ボートを降り、チェンマイまで戻るちょっとの間、国境沿いの町を散策した。淡水パールのネックレスを売っているお店や人の往来の多い町だった。

火花の飛び散る祭り・ロイカトン

チェンマイに戻ってから、昨日のツアーで一緒だったイギリス人の女性と、ガイドのGorにドライバー君と待ち合わせて夜のチェンマイを散策する。 この日はチェンマイでも最大のお祭り「ロイカトン」が開催されていた。どんなお祭りかというと、陰暦の12月の満月の夜に行う精霊流しのようなもので、街にはきれいに着飾った女性や男性や中性が出しに乗ってパレードし、一般の人は灯篭を買って川に流したり、花火や爆竹をそこら中に上げたり投げたりするお祭りだ。

パレードの女性はほんとにきれいな人が多く見とれていたのだけれど、中には明らかに男性でありながら美しい人もいて、Gor曰く「タイの伝統なの」。しかし恐かったのはいたる場所で発火している爆竹や花火だった。「ここは戦場か？」と思うほどにそこら中で爆音がしていて今にもぶつかりそう。また、ちょうちんのようなものの中に火をつけて空に飛ばす花火もあって、これが上るときはきれいなのだが燃えながら落ちてくることもあり恐い。

実際に事故もあるようで、翌朝の新聞を読んでいたら子供が花火をお菓子と間違って火事って死亡、というのも乗っていたり、やけどで○人病人に搬送された、という記事もあった。

恐い爆音に囲まれながらも、花で作った灯篭を買ってGorと川に流した。 今日はチェンマイ最後の日、みんなで屋台で食事をしてまた会おう、と言って別れた。

小遣い帖
２５０B（ボート代）
２０B（ラオス入国税）
８０B（ラオスでの葉書、切手代）
１０B（アヤ族のブレスレット）
５００B（ATMでの引き出し）
８０B（トムヤンクン・ライス）
２０B（ココナッツジュース）
３０９０B（ワンピース）

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